ケアしてあげたいポイントは
尿路結石になりやすい泌尿器
気高く高貴な容姿のミニチュアシュナウザー。長くて立派な口髭とキリっとした眉毛が特徴的。利口で、怖いもの知らずな勇敢な一面もある一方で、警戒心が強く、たまに吠えることもあります。ケアしてあげたいポイントは、下部尿路の健康維持です。また、ミニチュアシュナウザーの毛づやの健康を保つために、毛づやの健康の維持も気を付けてあげましょう。
ラインアップ:1.7kg
下部尿路の健康維持に配慮
尿石の構成成分になると言われるマグネシウム、カルシウム、リン等のミネラル量を調整。
美しい毛づやの健康の維持
リノール酸を豊富に含むひまわり油とビタミンB群、亜鉛を適切にブレンドし配合。毛づやの健康をサポート。
健康を保ち免疫力維持
抗酸化成分であるビタミンEを配合し、健康を保ち、免疫力維持をサポート。
腸内環境の健康を維持
ビートパルプとイヌリン(水溶性食物繊維)を適切にブレンドし配合。腸内環境の健康をサポートし健康的な便に。
ミニチュアシュナウザーの皮膚の健康を更にサポート
パントテン酸、ナイアシン、コリン、ヒスチジンを豊富に含む良質なチキンの適切な配合でセラミドの形成をサポートし、健康的な皮膚を維持。
お口の健康維持
8の字型の粒。噛むことで歯垢・歯石の蓄積を防ぐ。
ブリーダーアドバイス
幼少期の経験で犬種の性能を発揮
ミニチュアシュナウザーは訓練性能が高いので、幼少期からいろいろなことを経験させると、その犬種の性能が発揮されます。アジリティ競技や訓練競技で活躍する犬もたくさんいます。
ミニチュアシュナウザーはドイツ原産の犬種で、19世紀末スタンダードシュナウザーとの選択交配によって生まれました。名前の由来は特徴的な口髭を意味するドイツ語の"Schauze=シュナウツ"から来ており、その後アメリカにわたってさらに改良が進み、現在のミニチュアシュナウザーの形に固定化されました。
犬と人間の歴史を振り返ってみると、石器時代に狼を「警戒用の番犬」として餌付けしたことに始まると考えられています。狼には集団で狩りをする習性があり、リーダーと、その指示に従って働く立場とに役割が明確に分かれていました。この習性は、狼から家庭で飼われる犬へと改良、進化を重ねてきた現在でも変わることはありません。つまり、犬にとっては家の中でも頼れるリーダーに従い、仲間(家族)とのコミュニケーションのとれる暮らしこそ、安らかで充実した毎日を送れる環境なのです。
ミニチュアシュナウザーは、好奇心が旺盛で遊ぶことが大好きです。怖いもの知らずで勇敢な一面もある一方で、警戒心も強くたまに吠えることがあります。また、人懐こく、家族には愛情深いので、人間の良き友・家族となれる犬種です。
ブリーダーアドバイス
幼少期の経験で犬種の性能を発揮
ミニチュアシュナウザーは訓練性能が高いので、幼少期からいろいろなことを経験させると、その犬種の性能が発揮されます。アジリティ競技や訓練競技で活躍する犬もたくさんいます。
愛犬にはつい甘くなって、おやつを与えすぎてしまっていませんか?スタンダード(犬種標準)を目安に愛犬の状態をチェックしましょう。肥満は犬の身体の負担になるものです。日頃から体型についても注意しておきましょう。
目 | 中くらいの大きさで、オーバル(卵型)。 |
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鼻 | 鼻は黒く、よく発達している。 |
口 | 典型的なシザーズバイト(綺麗に噛み合わせができる)で、口髭が特徴。 |
耳 | ドロップ・イヤーで、付け根が高くV字型をしている。 |
頭 | 頑丈で長く、後頭部は突出していない。 |
胸 | 適度な広さで、オーバル(卵型)で、肘まで届いている。 |
首 | 力強く、筋肉質で、アーチを描き、キ甲に自然になっている。 |
アドバイスをいただきました
●瓜生眞砂巳さん(トップブリーダー/東京在住)
1984年よりミニチュアシュナウザーのショードッグのブリーディングを始め、今まで200頭以上の国内外のチャンピオンを作出している。その傍ら、プロのハンドラーとしても活躍。JKCアドバンスミニチュアシュナウザークラブ代表。現在はジャパンケネルクラブ全犬種審査員。
2006年、2007年、2008年、2010年、2012年、2017年にブリーディングアワード受賞。2005年、2010年にペディグリーアワード受賞。
獣医師アドバイス
下部尿路の健康に配慮して
ミニチュアシュナウザーは、下部尿路疾患になりやすい犬種と言われています。尿が濃くならないように普段から水を飲む量に気をつけ、尿の色や量のチェックは欠かさないようにしましょう。
犬は我慢強いうえに、人間のように痛みや苦しさを言葉で訴えることができません。ミニチュアシュナウザーは、下部尿路になりやすい犬種と言われています。十分な飲み水を用意し、尿の色や量はチェックしましょう。また、毛づやの健康もケアしてあげましょう。愛犬の異常にすばやく気づくためには、普段からコミュニケーションをしっかりと図り、便の状態や体重などをチェックしておくとよいでしょう。
症状に思い当たる場合は、様子を見て病院へ。
頻繁にトイレに行く・尿の量が少ない・血尿が出る
肝臓や膀胱、尿道に結石ができる病気で、わずかな量の排尿の繰り返しや、頻繁にトイレに行っても尿が出ないといった行動や症状が現れます。原因は石の種類によって異なりますが、尿中で石のもとになる成分の濃度が高くなると結晶して石になりやすいと言われています。そのため、石の構造成分になるといわれるマグネシウムの量に配慮したフードを選ぶなど、食事の内容を考慮することが大切です。
毛ヅヤがない・毛がゴワゴワしている
栄養バランスが悪かったり、お手入れ不足により、毛が硬くゴワゴワとした感じになります。他の病気の症状として現れることもあるので、異常に気づいたら病院で相談してみましょう。
皮膚がベトベト・カサカサ・フケが多い
乾燥してフケの多い皮膚になったり、脂でベトベトの皮膚になり、脂漏臭というニオイやかゆみ、脱毛などの症状が起こります。ミネラルやビタミンなどの栄養不足が原因になることもあるので、食事の内容にも気をつけて。
獣医師アドバイス
ワンちゃんの健康な状態をチェックしておきましょう
普段の体重や、体温、心拍数、呼吸数を、日頃から計っておきましょう。体調が悪い時には、これらのどれかが、異常を示すことがままあります。食欲、尿の量、便の固さなどのチェックもかかさず行うようにしましょう。体重や平均体温などは、あくまでも目安です。数値が当てはまらないからといって神経質になりすぎないように。
日頃から尿のチェックをしましょう
ミニチュアシュナウザーは病気が少ない犬種ですが、下部尿路疾患にはなりやすいといわれているので、水をしっかり飲んでいるか確認しましょう。また、食事のミネラルの量とバランスにも気を付けましょう。
飼い主さんの感覚を大切に
普段の生活の中でワンちゃんと一番長く接しているのが、飼い主さんです。本やインターネットなどの情報を参考にしながら、日頃の生活で「いつもと違う」と感じた時には、動物病院に相談するようにし、人間と同じく早期発見早期治療を心がけましょう。
獣医師アドバイス
十分な量の飲み水を
ミニチュアシュナウザーは、下部尿路疾患になりやすい犬種だと言われています。十分な飲み水を用意し、しっかり水分補給できているのかチェックしましょう。
ミニチュアシュナウザーは下部尿路に気をつけてあげたい犬種です。毎日のケアで愛犬の状態をチェックし、尿が濃くならないよう十分な飲み水を用意するとともに、結石の原因となるミネラルの量とバランスに気を付けた食事にするなどの工夫も大切です。食事は毎日決まった時間、決まった場所で、必要な量だけ与えましょう。
食事の量
ドッグフード記載の給与量を目安に、愛犬の運動量などを考慮して量を加減しましょう。原則は腹八分目。与えた量を犬が一気にたいらげ、もう少し食べたそうな様子を見せるくらいが適量です。
ポイント
一定の時間が過ぎたら、たとえ食べ残しがあっても器は片づけましょう。
タイミング
成犬ならば1日2~3回、朝晩が目安です。
適量の見分け方
翌日の便で確認します。取り上げた時に下に少し跡が残るくらいの軟らかさが目安。便が軟らかすぎるなら与えすぎ、ポロポロと固まるなら量不足と考えられます。
たまねぎ・ねぎ・ニンニクなど
下痢や嘔吐の原因に。さらに、貧血、黄疸のもとに。
タコ、イカ、きのこ類、ナッツ類
消化不良を起こしがち。
チョコレート
けいれんや嘔吐の原因に。
しつけや訓練のご褒美におやつとして与えるなら効果的です。また、歯磨き効果のあるおやつもありますが、与える場合は1日のカロリーの10%以内にしましょう。
獣医師アドバイス
食事のミネラルの量とバランスにも気を付けて
ミニチュアシュナウザーは、下部尿路疾患になりやすい犬種だと言われています。十分な飲み水を用意し、しっかり水を飲んでいるのかチェックしましょう。また、毎日の食事で尿路結石の原因となるミネラルの量とバランスにも気を付けましょう。
ドッグフード購入の際には、パッケージに「総合栄養食」の表示があるものを。ドライフードの場合、風味や鮮度を考えて、開封後1カ月程度で食べきれる大きさのパッケージを選ぶとよいでしょう。また、酸化しやすい物なので保管する際は密閉容器を使用したり吸湿剤を利用しての保存が望ましいです。
ブリーダーアドバイス
トリミングサロンでの定期的なお手入れを
耳の中に毛が生えやすい犬種なので、通気性をよくするためにトリミングサロン等での定期的なお手入れをしましょう。
ブラッシングは毛並みを美しく整えるだけでなく、ノミやダニ、ホコリなどを取り除き、皮膚の血行を促 します。外から汚れをつけてくる散歩の後などに、必ず行いましょう。特に、春~初夏、秋~冬にかけての換毛期は大量に毛が抜けるので、普段以上に念入りに ブラシをかけましょう。
ブラシでブラッシングして余分な毛を取り除きます。毛が絡んでいる場合は無理に引っ張らず、ほぐすようにとかします。次に首のまわり、お尻、肋骨の下をピンブラシでとかします。最後に毛のからみがないかどうか、コームでとかして確認します。
シャンプーは2週間に1回が目安です。体調のよいときを見計らって、手際よく短時間で仕上げましょう。始める前に、毛玉やもつれ毛を手でときほぐし、全身をブラッシングしておくとシャンプーがしやすくなります。
また、毛をしっとりと仕上げるなら、リンス剤に2~3滴のオイル(アーモンドオイルやホホバオイル、椿オイルなど)を入れ、泡立て器でよく混ぜてから使うとよいでしょう。
肛門の下には「肛門嚢」という袋があり、においの強い分泌物がたまります。そのままにしておくと炎症などを起こすことも。特に小型犬は、分泌物がたまりやすいので、シャンプーの前に絞り出してあげましょう。しっぽを持ち上げ、肛門の下左右を親指と人差し指で挟み、押し上げるように絞ります。絞りやすいように、あらかじめ肛門まわりの毛をカットしておきましょう。
愛犬の健康を維持するために、毎日のチェック&ケアはとても大切。きちんと続けることは病気の早期発見にもつながります。
目
毎日のコミュニケーションのなかで目ヤニやホコリ、ゴミなどがついていないかを確認します。汚れは水を含ませたガーゼや脱脂綿で拭き取ります。薄めたホウ酸水や生理食塩水、犬用目薬でもOKです。但し、ステロイド含有の目薬は長期間の使用や多用は控えたほうが安全です。
耳
週に1回くらいが目安ですが、チェックしてみて汚れていれば掃除のタイミング。市販の耳用ローションをコットンに含ませ、指に巻いて外耳と内耳の汚れを拭き取ります。あまり中まで指を入れすぎないように注意して。
歯
歯周病予防のためにも毎日歯磨きをしましょう。市販の犬用歯ブラシか、コットンやガーゼに犬用歯磨きペーストや水やスープをつけて磨きます。
足の裏
パッドの間のはみ出た毛をハサミでカットします。足の周りは足先に向かって三角形になるようにスキハサミで整えます。運動量や散歩する場所などによって伸び方に差があるので、まめにチェックするようにしましょう。
爪
足の裏同様、運動量や散歩する場所などによって伸び方に差があります。まめに確認し、伸びていたら切るようにします。カットするときは後脚から始め、指を1本ずつ根元から押さえ、血管を傷つけないように注意しながら切ります。切りすぎて出血した場合に備えて、止血剤を用意しておきましょう。自信がなければ病院やトリマーさんにお願いしてもいいでしょう。
ミニチュアシュナウザーは、活発な犬種。散歩や運動は大好きです。目安は朝夕1~2回、各15~20分程度です。
運動の量は、体格や年齢、環境、食事などによって違います。犬の様子を見ながら調整しましょう。
散歩の時間、コースは決めないように。習慣になってしまうと、行けないときのストレスが大きくなってしまいます。
愛犬が好きな方向に進もうとリードを引っ張ったら、方向転換をしたり立ち止まるなどして、犬の思い通りにならないように。散歩中、路上にはさまざまな障害物があったり、人や自転車が急に飛び出てくることも。何かのハプニングで愛犬がケガをしないためにも、自分勝手な行動をとらないように“しつけ”はしっかりしておきましょう。
ブリーダーアドバイス
十分な運動と食事のカロリーコントロールを
太りやすい犬種なので、充分な運動とカロリーコントロールに注意し、泌尿器系の病気にならないよう気を付けましょう。また、元々番犬であったので、体力もあり、充分な運動をさせることによって、ストレスや運動不足発散に繋がります。
原材料
米、ラムミール、さとうもろこし、米粉、鶏脂、チキンミール(ヒスチジン源)、コーングルテン、チキンエキス、シュガービートパルプ、家禽類、ひまわり油(リノール酸源)、イヌリン、STPP (トリポリリン酸塩)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸)、ミネラル類(亜鉛、カリウム、クロライド、セレン、鉄、銅、ナトリウム、ヨウ素)、アミノ酸類(メチオニン)、酸化防止剤(BHA、BHT、クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)
保証成分値
タンパク質 23.0%以上、脂質 13.0%以上、粗繊維 3.0%以下、灰分 10.0%以下、水分 10.0%以下
その他の含有成分
カルシウム 1.1%以上、リン 0.8%以上
代謝エネルギー
100gあたりの代謝エネルギー: 355 kcal
総合栄養食
本品は、ペットフード公正取引協議会の定める分析試験の結果、総合栄養食であることが証明されています。
AAFCO栄養基準
本品は、AAFCO(米国飼料検査官協会)規定の分析試験により、成犬の健康維持に適したバランスの良い総合栄養食であることが証明されています。
原産国
オーストラリア
給与方法
犬の体重 | 1日の食事量の目安 | カップ数の目安 (200ml) |
---|---|---|
3.0kg | 65g | 0.8カップ |
4.0kg | 80g | 1.0カップ |
5.0kg | 90g | 1.2カップ |
6.0kg | 105g | 1.3カップ |
7.0kg | 120g | 1.5カップ |
8.0kg | 130g | 1.6カップ |
9.0kg | 140g | 1.8カップ |
10.0kg | 155g | 1.9カップ |
※新表記。2021年春より順次切り替え予定